ぶろぐ・とふん

扉野良人(とびらのらびと)のブログ

ブッダ・カフェ第5回のお知らせ

ブッダ・カフェ 第5回

 月一回で5月から催してきたブッダ・カフェも5回となり(まだ5回とも言えますが)、いまだ試行錯誤を伴いながら、一刷毛一刷毛淡く色を重ねるような親しみ深い雰囲気が出来つつあると、主催者の主観とはいえ感じるところです。
 「淡い色を重ねる」とはオブラートに包むような言い方ですね。ならば「色を重ねる」という点で、誰もが一刷毛一刷毛に力を籠め、絵の具がほとばしる、人生のすべてを賭してキャンバスに向き合う画家として、この場に臨んでくださったと喩えましょうか。


 一刷毛が大きかったか小さかったか、それは一人一人のなかで生じた「効果」でしかないともいえます。またその効果の大小、多寡も、相対的なことで、社会に強く訴えかける場合もあれば、梨の礫ということもある。だから、その「効果」を計るとすれば、キャンバスに残されたタッチに影をとどめているほどにすぎません。断っておくと「効果」を求めて、私たちは筆を取るわけではない。大事なのは画家が立ち去ったあとのキャンバスに、どんなタッチでなにが描かれていたかです。そして、なにが描かれているかより、どんなタッチ(筆致/触感)かを知ることで、描かれたことの本質が透かし見えてくる。

 画家の喩えになってしまいましたが、それは音楽家でも、編集者でも、料理人でも、会社員でも、お針子でもかまわなく、なにかに携わるすべての行為にタッチ(手つき)というものが潜んでいます。


 ひとりひとりのタッチ(手ぶり)から淡い色が重ねられたところにブッダ・カフェの特色が現れはじめたと言えましょうか。


 震災からの半年を振りかえり、ボランティアの現在を考えてみます。


9月25日(日)
12:00〜16:00

※今回、開始と終了時間がいつもより一時間くり上がっています。

場所:


徳正寺

〒600-8051

京都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39


地下鉄烏丸線四条駅から徒歩7分。京阪祇園四条から徒歩9分。四条富小路交差点(西南角に福寿園が目印。北西角にジュンク堂書店)を南へ50m、西側(右手)に寺の本門があります。

連絡先:
「tobiranorabbit☆gmail.com(☆を@に変換)
扉野良人まで」
○参加を希望される方は、ご連絡いただけると幸いです。
○なお参加費(飲み物代など)として300円をいただきます。