ぶろぐ・とふん

扉野良人(とびらのらびと)のブログ

「百年のわたくし」Poetry Reading Event in TOKUSHOJI

 Poetry Reading Event in TOKUSHOJI
「百年のわたくし」



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出演者(敬称略):



荒木みどり(あらきみどり)
1952年、長崎市生まれ。73年より京都在住。78年、ヨシダミノルとともに「恋心の本業」を実践(現在に至る)。1979-90年、京都アンデパンダン展に毎年出展。同展に特記されるパフォーマンスに「きりこときこりの生涯」(80-83年)、「爆発的凝縮のカプセル」(86年)、「叙情は暴力」(87年)がある。1981年-現在、GOOD ART展に出展。同展にソロインスタレーション「時空喰散」(12年)、「9×9×9」(12年)など。1982年、ヨシダミノル、吉田省念とともに美術館で生活(美術劇場@兵庫県立美術館)。2000年より、ヨシダミノル、吉田省念吉田朝麻と現代家族カルテットを結成。2001年から「現代家族」に継承。


cello: 吉田省念(よしだしょうねん)
1980年、京都市生まれ。13歳、エレキギターに出会い自ら音楽に興味をもち 現在に至る迄、様々な形態で活動を続ける。2008年、「songs」をリリース。同年、吉田省念と三日月スープ を結成。09年、アルバム「Relax」(吉田省念と三日月スープ)。11 - 13年くるりに在籍。14年から地元京都の拾得にてマンスリーライブ「黄金の館」 を主催。 16年、ソロアルバム「黄金の館」をリリース。




季村敏夫(きむらとしお)
1948年、京都市生まれ。詩集『膝で歩く』(書肆山田)、『神戸のモダニズムⅡ』(ゆまに書房、編著)、『生者と死者のほとりー阪神大震災・記憶のための試み』(人文書院)ほか。




ぱくきょんみ
1956年東京生まれ。詩集『何処何様如何草紙』(書肆山田)、エッセイ集『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本『れろれろくん』(小学館)、共著『女たちの在日』(新幹社)。ふだんは韓国の伝統音楽、ポジャギなど民族芸術に心ときめかせている。



藤原安紀子(ふじわらあきこ)
1974年京都府生まれ。2002年、現代詩手帖賞受賞。詩集に『音づれる聲』(書肆山田・歴程新鋭賞)、『フォ ト ン』(思潮社)、『ア ナザ ミミクリan other mimicry』(書肆山田・現代詩花椿賞)。詩誌『カナリス』同人。現在、第4詩集を準備中。



山崎佳代子(やまさきかよこ)
ベオグラード在住。今夏より半年、37年ぶりの日本に長期滞在。詩集に『みをはやみ』(書肆山田)他、エッセイに『ベオグラード日誌』(書肆山田)他、翻訳書に『若き日の哀しみ』(東京創元社文庫)他など。



扉野良人(とびらのらびと)
1971年、京都生まれ。僧侶。りいぶる・とふんを主宰。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。



宮田あずみ(みやたあずみ)
大分市生まれ。京都を拠点とする〈薄花葉っぱ(はっかはっぱ )〉のベーシスト(WB)を経て、児童誌『きりん』の詩を歌う〈かりきりん〉(下村よう子とのデュオ)、女性3人によるロックバンド〈数えきれない〉、5人の女性の独特なハーモニーを主調とするオルタナティブバンド〈Colloid(コロイド)〉で活躍。




日時:2016年10月15日(土)


   16:00~19:00


  (開場:16:00/開演:17:00/終演:19:30頃)



会場:徳正寺 本堂  


   〒600-8051 京都市下京区徳正寺町39,富小路通四条下る西側


定員:約70名



入場料:\2,000



申し込み窓口:メリーゴーランド京都

     TEL/FAX 075-352-5408
     Mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
        〒600-8018
        京都府京都市下京区
        河原町通四条下ル市之町251-2
        寿ビルディング5F
     営業時間: 11:00〜19:00
     定休日:木曜日


     *参加人数とご連絡先(メールアドレス、電話番号)をお伝えください。


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プログラム:


・オープニング


  ご挨拶


・詩の朗読


  各自(持ち時間15〜20分程度)



・朗読と対談


  朗読


  太陽のこども



  『きりん』から  宮田あずみ + 扉野良人


   セルビアから  山崎佳代子




  対談


  山崎佳代子 × 扉野良人


    “子どもの詩をめぐって −『きりん』の詩、『戦争と子ども』の周縁より”(仮)



・エンディング


  出演者全員によるトーク


    “『百年のわたくし』のもとに”(仮)



<主題について>

百年のわたくし



わずか数分が一時間に感じるときがある。

また一日が瞬く間に過ぎる。

ひとは「ものさし」としての時間に振り回されているようで、じつのところ、

個々に「ものさし」をかざして時間を振り回しているのかもしれない。



朝ニハ紅顔アリテ、夕ニハ白骨トナレル身ナリ


蓮如「白骨ノ御文」



「百年のわたくし」とは、「わたくし」というフレームに時間を捉えてみようという試み。しかし、百年という時間が寿齢として計測可能となりつつある現在、時間を「わたくし」という枠から解き放つ試みにも通じる。それは別の言い方をしてみれば、百年の振れ幅を持つ「わたくし」という振り子を、過去にも未来にも振ってみようというものである。


                                               (扉野良人

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なお、イベントに際し、リーフレットの作成を予定しております。

印刷物制作:りいぶる・とふん


協力:徳正寺 書肆山田 メリーゴーランド京都